てのひらの言の葉

文月の下に生まれた、わたしの詩(うた)ブログです。

嘆く楽しみ

この世は知らないことばかり

 

いつか誰かの合図を待って

 

いつかの何かのサインを求めて

 

今日まで自分ひとりで生きてきたように

 

そんな風に見せかけてきた

 

ほんとは知っている私たちしかいないこと

 

鳥は今日も高く舞い上がり

 

私たちは飛べないと嘆いてばかり

 

嘆く楽しみを噛み締めて

 

地べたに這いつくばる私たちを

 

あなたはどう思ってる?

 

あなたは、

 

今日も、そこにいるのね。