てのひらの言の葉

文月の下に生まれた、わたしの詩(うた)ブログです。

まっさらなキミ

よく見て

そこには何もない

からっぽのわたしたちだ

 

重い荷物を携えて

何のためだったか

もう忘れてしまった顔をして

 

見ることを恐れちゃだめだ

見なかったことには誰だって簡単にできるよ

 

“おかしい“と思ったキミは確かにいたね

 

そうだよ いたよ 

また 見ないふりしようとしてる

 

目の前でパチンと手をたたこう

そこから世界は動き出す

 

キミも新しいキミになる

今この瞬間から

 

まばたきをする度

いつもまっさらなキミなんだ