てのひらの言の葉

文月の下に生まれた、わたしの詩(うた)ブログです。

記憶の中のキミ

思った以上に

自分がこどもであることにおどろく

 

ヒトの何気ない一言に

一喜一憂する自分が嫌い

 

小さな小さな傷

忘れた頃に思い出す

 

もう記憶ごとどこかへ連れていって

何も知らないわたしを手に入れる

 

何も知らないわたしは自由の中に生きていく

 

でも、

ふとした時に思い出す

その日のことを

その日の天気を

あの時のあなたの表情を

 

最後だけ思い出せない

笑った後の余韻

目元は暗く

口はかろうじて見えた…?

あなたは、こころから笑っていたのかな…?