2021-03-20 約束ごと 助け詩 熱にうかされて 自分の声が聞こえない 大きな膜の中にいるみたいに 自分の声がくぐもって聞こえて やがて遠くに消えていく 不毛なことを繰り返しているみたい でも その中でも 急に空を見上げてみたら ただただ広かったことに気づいた時 みたいな ここから抜け出せる一本の糸みたいなものを わたしは見つけている すでに在ることを忘れないで ただ そこに在ることを信じていて 見えなくていい 聞こえなくていい でも そこに在る わたしを あなた自身を 信じていて